みちしるべ

TOP Recommended[Hito] 教蓮 孝匡

おすすめ「ひと」

暮らしに「農」を取り入れたい

2022.02.09

教蓮 孝匡
Higashi Hiroshima City Parent & Child attending Nature Experience

教蓮 孝匡

2022.02.09

東広島市福富町上竹仁を拠点に、こども向けの体験農園づくりに取り組む教蓮孝匡さん。

一時は本業である地方新聞記者を退職し、福富町の地域おこし協力隊として活動していました。

地域おこし協力隊になる以前から、自給自足、野菜作り、田舎暮らしに興味があった教蓮さん。本業では中山間地域の自然や人の営みを取材したいと思っていましたが、長らく教育や児童福祉を担当しました。

 

記事を書くことを通して不登校などの課題解決に貢献をしているつもり でしたが、取材が終われば関係が切れることに違和感を覚え、別の形で関わり続けたいと思うようになりました。

「生物的欲求の柱と仕事の柱、それぞれ別の柱なんだけど、両方をかなえる手段が地域おこし協力隊だったのよ」

協力隊に就任した後、不登校や引きこもりの子どもたちが交流できるコミュニティー農園mikkeをスタート。「手ざわり感のある生」をテーマに、畑に集う知らない人たちと一緒に野菜や果物を育て、収穫を分かち合います。

 

協力隊を任期満了することが目的ではなかった、と語る教蓮さん。

 2年未満で協力隊を卒業した今も福富町の古民家に身を置き、地方紙記者稼業のかたわらで農園活動を続け、タマネギの収穫や稲刈り体験会を開いています。

「教蓮がいるから」と、地域の人達が快く農園のお手伝いをしてくれていますが、いずれは「教蓮の活動」から「地域の活動」に広げ、福富町に自分がメインで立ち回らなくても成り立つ活動を残して去ることを望みます。

「自分一人が音頭を取るのではなく、地域で長く続いていく活動を残すことが僕の目的です。」

アラフォー農夫記者はペンとくわを両手にして、体験農園作りに励みます。

 

【The person who wrote this article】足立 汐音

Basic Store Information

Store Name mikke
Address 東広島市福富町上竹仁1553,Hiroshima
Business hours
Regular holiday
Access