写真の魅力は、カメラを持つ前には当たり前に感じていた風景を、自分自身の視点で切り取るという体験。
2021.09.30
冠野 雅人
2021.09.30
冠野さんは広島大学に通うかたわら、
写真の腕を活かしてカメラマンとして仕事を引き受けています。
今回、みちしるべでは東広島の町を歩きながら写真を撮る体験をお届けします。
写真の撮り方講座というと
自分の知らない撮り方や構図を、プロのカメラマンに教えてもらって、
技術を上げていく、というのが一般のイメージではないでしょうか。
ですが、冠野さんの目的はこれとは少し違い、
来てくれた人がもっと「写真の魅力」に気づいてもらうところにあるのだとか。
写真の魅力は、カメラを持つ前には当たり前に感じていた風景を、
自分自身の視点で切り取るという体験を指します。
普段歩いているだけでは気に留めない道端の風景でも、
カメラを持っていると感覚に訴えられる瞬間が!
そんな風にして聞く、冠野さんの話す東広島の町は
確かに普段見ている景色とは少し違う場所のように感じます。
夏の風に揺れる稲穂や秋の焼けるような空。
何気ない風景も、少しの好奇心と注意深い心を持って写真を撮ってみる。
それがその人が見る世界を覗く窓になる、
そんな気がしました。
「感じ方にはやっぱり人が出るから、
同じ風景の中にいても撮る写真は違うんだよね」
同時にそれが人と写真を撮る時の楽しみでもある、と冠野さんは言います。
だからこそ、情報だけを与えて技術的に写真を教えるやり方ではなく、
一緒に町を歩きながら、見方の選択肢を増やしてあげられるアドバイスをしているそうです。
インタビュー後に見た町は、きっかけをもらった事で
いつもより魅力的なものに映りました。
あなたも冠野さんと一緒に
新しい「まち」の顔を見つけに出掛けてみませんか。
【この記事を書いた人】植木 寛
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