スーパーに並んだ野菜は、それを育てた農家さんの生き方そのもの

野菜料理人 / 田野実 温代さん

野菜料理人で豊栄の地域おこし協力隊員として活躍する田野実さん。

料理の道に進むことになったのは、会社勤めをしていたときに、体調を崩してしまったことがきっかけでした。心配してくれる同僚のために何か出来ないかと考えたとき、「今の私に出来ることは料理しかない」と思い、会社の同僚宅で料理を作ったり、会社のキッチンでお昼を提供したりするようになりました。

会社を退職した後、大学で学んでいた緑化系の研究がきっかけで野菜に興味をもち、人に農業や野菜のことを正しく伝えるための答え探しに、全国の農家を訪問する旅が始まりました。田野実さんはこの旅を通して、農家さん一人ひとりがいろんなことを考えて野菜を作っているということを知り、「スーパーに並んだ野菜は、それを育てた農家さんの生き方そのものだ」ということに気が付きました。

この旅でたどりついた答えを伝えるため、田野実さんは、野菜料理人の世界に突き進むことになります。今まで研究してきたものは数知れず、どうしたら野菜だけでおいしくできるかを自身で研究し、それを実験する日々が続きます。

栃木出身の田野実さんが豊栄の地で生活するようになったのは、旅の途中で出会ったセントルマルシェがきっかけでした。当初は広島市内からセントルマルシェに関わっていましたが、「その地域に住んでその地域の人との距離が近くならないと何も生まれない」ということに気付き豊栄に移住。豊栄の地域おこし協力隊員になってからは、野菜の研究を生かし、「豊栄にたくさんある野菜のおいしい食べ方研究教室」として「野菜Labo」を運営。「好きなことを周りと一緒にやる」ということをとことん追求しています。

豊栄の食文化と野菜が組み合わさったレシピやノウハウをお店に提供し、広島を楽しんでもらいたい。

田野実さんはこれからも野菜と共に走り続けます。

 

【この記事を書いた人】松室 一馬

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