若い世代の人達が日本酒に触れる機会をつくりたい

柄酒造 / 柄 総一郎さん

広島杜氏の古里、吟醸酒発祥の地「安芸津」で、親子二人三脚で酒造りを行っている小さな酒蔵、柄酒造。
今回、みちしるべがご紹介させて頂くのは、柄酒造の柄総一郎さんです。

父であり社長である宣行さんから、家業を継ぐ必要はないと言われ、東京都内の照明メーカーに勤めていた総一郎さん。日本酒を楽しめるようになった30歳を過ぎたころに、柄酒造のお酒を飲んで、「これがなくなるのは惜しい」、と感じたそうです。

そして、西日本豪雨被災時の多くの方々からの支援をきっかけに、家業を継ぐ決意をし、2020年10月に帰郷。今は酒造りを学んでいます。

日本酒の製造をするための清酒製造免許を、新規で取ることはかなり難しく、新しく一から酒蔵を作れるような事はほとんど無いそうです。

「日本酒という文化を伝えていけるのは、今ある酒蔵だけ。」
「文化を伝えていける立場にあるのは重荷な部分もあるけど、楽しみな部分もある。」
と総一郎さんは言います。

日本酒の消費量はピーク時の三分の一まで減少しており、文化の継承と共に消費のてこ入れが必要になっていますが、総一郎さんは、
「若い世代の人達が日本酒に触れる機会をつくりたい。」
「日本酒は、和食じゃなくても合う食べ物はたくさんあり、そういった料理の垣根を越えた、広い楽しみ方を伝えることで、若者の日本酒へのハードルが下がればいい。」
とも話してくださいました。

若き杜氏見習いは、酒造りを学びながら、日本酒の未来を切り開こうとしています。

みちしるべでも、若者と日本酒を繋ぐ体験をご提供する予定です。
ぜひ一度、直接酒蔵に足を運んでみてはいかがでしょうか。

【この記事を書いた人】児玉 彩芽

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