「暮らす人にとって愛着が湧き、このまちの文化や歴史を生かし景観に調和した“たてもの”をつくりたい」

実森建設 / 実森 尊信さん

実森建設は「和心文化再生建築所」を屋号とし、東広島を拠点として主に“たてもの”の改修事業を行っている建築会社です。

「暮らす人にとって愛着が湧き、このまちの文化や歴史を生かし景観に調和した“たてもの”をつくりたい」と話すのは実森建設の実森さん。

西条で生まれ育ち、学校を卒業して呉や東京でボクシングをされていた実森さん。

家業である建築業を継ぐまでは、東広島の景観についての意識は全く無かったそうです。

しかし、仕事をしていく中で、徐々に東広島特有の景観である酒蔵や赤瓦などの歴史的背景や文化を知り、そして次第に地元に愛着が湧き、このまちに暮らす人にとって、この景観を誇りに思ってもらえるようなまちづくりをしたいと思うようになったそうです。

ただ保護し、残すだけでなく、これからも使われていく“たてもの”として暮らす人にとって住みやすさはもちろん、まちに馴染みながら新しい風を吹かせるようなものをという想いで特に改修に力を入れ始められたそうです。

また、現在の東広島の空き家は、全体の16%以上を占め、6戸に1戸が空き家という深刻な問題を抱えています。また、それに伴う景観の悪化や、役目を終えた後の“たてもの”の建設廃棄物の発生で環境的な問題もあります。

実森さんは、この問題について、海外に比べ日本は建築のサイクルが短い(使い捨て)ことが原因だと考え、実森建設では、長期的にみて長く使え、また自然に還る建材の使用と「和」を大切にした“ものづくり”をしたいと話します。

建築業を通じて、このまちの特有の景観を大切に、そして郷土愛の醸成に想いを向ける姿勢が伝わってきます。

【この記事を書いた人】冠野 雅人

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