ジョニーさんこと、金子 健太(かねこ けんた)さん。有機栽培に拘るアツい志を持ったユニークな農家を営んでいます。
その名も”夜明けのジョニー農園”

ロックンロールを愛するジョニーさんは、
飲食業をしていた経験から食材の持つ人を笑顔にする力に気付きます。
「食べるもので人は変われる。人間は食べたものでできている。」
「本当の“美味しい”とは食べた瞬間笑顔になり、そのあと身体も喜ぶこと。そんな食材を提供したい。」

しかし、日本には農薬や化学肥料を一切使わない有機栽培で作られる食材はとても少ないのです。
「ならば、自分が作る側になればいい!」
決意したジョニーさんは熊本の阿蘇の有機農家、椛島農園で有機農業の研修をします。その後独立し、2014年4月に”夜明けのジョニー農園”を開園しました。
“夜明け”には、飲食業から有機農家へと転身を果たしたジョニーさん。ご自身の”新しい人生の幕開け”の意味があり、夜明けと共に鳴く鶏をイメージしたそうです。
リーゼントファーマーの手によって作られる有機食材はどれもこれもロックな魂が籠った逸品です。


味や香りにインパクトがあり、旨味が凝縮された有機食材を作るために、膨大な手間と工夫が必要になります。
それらを厭わないジョニーさんの情熱の源は何でしょうか?

「好きだから。楽しくって、ワクワクするから。ここまで来るのは長かったけどね。」
「大学時代から、自分はどう生きていきたいのかを己に問い続けてきた。その長い時間があったからこそ、今、自分の仕事に情熱を持って取り組めている。」

夜が明ける。鶏が鳴く。ジョニーさんの挑戦はこれからも続きます。
【この記事を書いた人】樋口 遥人