書は上手い下手の技術やない。上手い下手言うようではまだまだ。東洋の芸術は『気』の産物や!

文人・書家 / 谷村 秀格さん

「人生、自然体で生きることや!」そう話すのは安芸津に住む文人で書家の谷村秀格さん。

「自然体」とは、気取らず飾らずあるがままであること。
花を見ては花を愛し、月を仰いでは酒を飲み、詩や俳句を吟じては夢を見る。
起きたいときに起き、無理はしない。
「手帳はもたない、腕時計もしない」。それが秀格流。

小学生時代にテレビでふと見た書道に関心を持ち、高校までは自己流で親しむ。
呉三津高校時代、書道の師に出会い、本格的に書道の古典から在り方まで学ぶ。
京都の種智院大学に進学後,17年間伝統と文化の街京都で暮らす。
毎日書道展など公募展にも出品。
現代書の登竜門「奎星展」では「奎星賞 」を受賞。
シャネルの高級レストラン「ベージュ・アランデュカス東京」のイベントポスターなど揮毫。
2012年、すべての団体を離れ、自然豊かな安芸津町赤崎の古里にUターン、活動拠点を移す。

「書は上手い下手の技術やない。上手い下手言うようではまだまだ。東洋の芸術は『気』の産物や!」と秀格さん。
美しい環境の中で、力を抜いて自然体で紙にのぞめば、誰でもよい字が書けるといいます。

また秀格さんは、「愛・感謝・平和・希望・感動など、そのような重たい言葉は宗教家が書いたらイイ。志・誠・真など、そのような真面目な言葉は政治家が書いたらイイ。山中の古里に住む世捨人の書家にはたいそうな言葉は似合わない」とも言います。

ゆったりゆったり墨を磨り、毛の長い筆の先を持ち、「花・土・草・野・木・山・鳥・風・月」など古里暮らしで親しんできた情景や、「雲去り花枯れ夢生ず」など自作の風流な詩を慈しむように紙にしたためます。
仙人が書いたような洒脱で飄々とした文字は、まさしく秀格さんそのもの。

仕事・子育てなど、日々時間に追われるように過ごす現代人。
利益や効率を求める合理主義の中で、われわれが忘れていた豊かさを思い起こさせてくれる時間と空間と体験が、ここにはあります。

瀬戸内の碧い海、ジャガイモ畑が広がる赤い土、日本のアマルフィーともいわれる美しい景観を持つ安芸津町の赤崎地区。

そんなまちに居を構える文人で書家の秀格さんと一緒に「あなたのココロと文字」を育ててみませんか?

【この記事を書いた人】冠野 雅人

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